2013/03/12 13:14:20
感動がイッパイの卒業式が終わりました。
ご来賓の皆様、保護者、先生、在校生が見守る中、94名の卒業生は助中から立派に羽ばたいて行きました。
校長先生から卒業証書を受け取る卒業生の姿、本当に立派でした。
祝辞を述べさせていただいた際、壇上から見た卒業生の真剣な眼差しは、保護者も皆さんに見せてあげたいくらい、真っ直ぐな眼でした。
卒業生の想い、在校生の想い、先生の想い、そして保護者の想いが、たくさん、た~っくさん詰まった感動の卒業式でした。
卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、本日は誠におめでとうございました。
これから「卒業を祝う会」。
3年生の学年委員会さんが、卒業生に『中学校生活の良き思い出の1つになれば…』として企画していただいた会。
卒業生には、最後の最後まで良き思い出を作って貰いたいものです。
最後に、本日私が卒業生に贈った祝辞の原稿を記載します。
祝 辞
平成二十四年度第六十六回卒業証書授与式に際し、PTAを代表して祝辞を申し上げます。
厳しい冬の寒さも和らぎ、暖かな陽射しに春の訪れを感じさせるこの佳き日に、助川中学校の全課程を立派に修了された卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
今、卒業生の皆さんの胸に思い出される光景は、どんな光景ですか?
三年前、初めて制服に袖を通した入学式の光景でしょうか?
総体やコンクールなど、部活動で仲間と共に汗を流した光景でしょうか?
クラスの心を1つにし、頑張った体育祭や音楽の集いなど、どの光景1つとっても、この学舎で三年間、仲間と過ごし、刻んできた、たくさんの光景が、色あせることのない一生の思い出として残ることでしょう。
でも、その思い出は、楽しかったこと、うれしかったことばかりではなかったと思います。
時に、些細なことで傷付き、「どうして?」「なんで?」と誰に問いかけてみても答えが見つからず、もがき・苦しんだこともあったことでしょう。
あるいは、「しょうがないんだ」と自分に言い聞かせ、作り笑いをしながら、陰で涙を流したこともあったかもしれません。
その中で君たちは、どんな時でも持ち前の頑張りで、乗り越えてきました。
そんな君たちに私から絶対に忘れないで欲しいお願いがあります。
それは「生きる」ことの素晴らしさ、尊い「生命」を絶対に投げ出さないで欲しいという、ここにいる全ての大人たちが願っている、どんな時代が来ようとも絶対に変わることの無い普遍的な願いです。
本年度、メディアからは、君たちと同世代である中高生が自ら生命を絶つという、痛ましいニュースがたくさん流れました。
その背景には様々なことがありますが、大変悲しい出来事であります。
そんな中、君たちは中学校卒業を無事に迎え、今、新しいステージに駆け上ろうとしていること、私は嬉しく思います。
決して器用ではないけれど、日々困難にぶつかりながらも、まっすぐに生きようとする君たちを、一人の親として誇りに感じています。
想像をしてみてください。
君が生まれた日、世界中の誰よりも、自らの生命にかえても、君のことを愛おしく想っている人たちがいたことを…。
君に出会うために生きてきたんだって思えるくらい、幸せを感じた人がいたことを…。
君がはじめて立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、ご両親をはじめ、周囲からのたくさんの祝福があったってことを…。
思い出してください。
君が迷い、苦しんでいる姿を見て、導いてくださった人がいます。先生です。
遠くからいつも見守ってくださった人がいます。地域の皆様です。
君の姿を、背中を懸命に追いかけ、慕ってくれた人がいます。後ろにいる後輩たちです。
目にはなかなか入ってこなかったかもしれません。
でも、いつも誰かが君のことを支えているんです、大切に想っているんです!
君たちは、今日の日を境にそれぞれが持つ夢への道を目指し、次のステージに進みます。
人生の方向性を具体的に決定していくことになります。
その過程で、もがき、苦しむことがあるかもしれません。
競争に疲れ、人間関係に疲れ、心が折れそうになることだってあるかもしれません。
たとえ、全てがうまくいかない時であっても、決して前に進むことを恐れないで欲しい!
休んだっていい、やり直したっていい。
決して自ら生命を絶つようなことは絶対にしないで欲しい!
「生きている」ことの喜び、「生きる」ことに対する気持ちを強く持って新たなステージに挑んでいってください。
保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝い申し上げます。
また、お子様の在学中は、PTA活動にご理解・ご協力を頂き、誠にありがとうございました。
私たち親にとりまして、子は宝です。
生まれたとき、腕の中に大切に抱いた小さな宝物が、ちょっと生意気にはなったかもしれませんが、光輝く大きな宝物へと成長されました。
これからも皆様の大切な宝物が、さらなる大きな光を放ち、力強く生きていく姿を、この先も変わらぬ愛情で支え、より太い親子の絆を築いていただければと思います。
そして、ご来賓の皆様方には御多忙中のところ、卒業の場にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
また、最後になりますが、素晴らしい卒業生を育ててくださいました外岡校長先生をはじめ、教職員の皆様に、厚く御礼を申し上げます。
さぁ、卒業生の皆さん、いよいよ羽ばたきの時です。
助中卒業生としての誇り、助中で学んだことに自信を持ち、恐れずにまっすぐ前を向いて生きていってください。
皆さん一人ひとりの大いなる活躍を祈り、私の祝辞とさせていただきます。
平成二十五年三月十二日
日立市立助川中学校 父母と先生の会
会長 熊崎浩人
ご来賓の皆様、保護者、先生、在校生が見守る中、94名の卒業生は助中から立派に羽ばたいて行きました。
校長先生から卒業証書を受け取る卒業生の姿、本当に立派でした。
祝辞を述べさせていただいた際、壇上から見た卒業生の真剣な眼差しは、保護者も皆さんに見せてあげたいくらい、真っ直ぐな眼でした。
卒業生の想い、在校生の想い、先生の想い、そして保護者の想いが、たくさん、た~っくさん詰まった感動の卒業式でした。
卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、本日は誠におめでとうございました。
これから「卒業を祝う会」。
3年生の学年委員会さんが、卒業生に『中学校生活の良き思い出の1つになれば…』として企画していただいた会。
卒業生には、最後の最後まで良き思い出を作って貰いたいものです。
最後に、本日私が卒業生に贈った祝辞の原稿を記載します。
祝 辞
平成二十四年度第六十六回卒業証書授与式に際し、PTAを代表して祝辞を申し上げます。
厳しい冬の寒さも和らぎ、暖かな陽射しに春の訪れを感じさせるこの佳き日に、助川中学校の全課程を立派に修了された卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
今、卒業生の皆さんの胸に思い出される光景は、どんな光景ですか?
三年前、初めて制服に袖を通した入学式の光景でしょうか?
総体やコンクールなど、部活動で仲間と共に汗を流した光景でしょうか?
クラスの心を1つにし、頑張った体育祭や音楽の集いなど、どの光景1つとっても、この学舎で三年間、仲間と過ごし、刻んできた、たくさんの光景が、色あせることのない一生の思い出として残ることでしょう。
でも、その思い出は、楽しかったこと、うれしかったことばかりではなかったと思います。
時に、些細なことで傷付き、「どうして?」「なんで?」と誰に問いかけてみても答えが見つからず、もがき・苦しんだこともあったことでしょう。
あるいは、「しょうがないんだ」と自分に言い聞かせ、作り笑いをしながら、陰で涙を流したこともあったかもしれません。
その中で君たちは、どんな時でも持ち前の頑張りで、乗り越えてきました。
そんな君たちに私から絶対に忘れないで欲しいお願いがあります。
それは「生きる」ことの素晴らしさ、尊い「生命」を絶対に投げ出さないで欲しいという、ここにいる全ての大人たちが願っている、どんな時代が来ようとも絶対に変わることの無い普遍的な願いです。
本年度、メディアからは、君たちと同世代である中高生が自ら生命を絶つという、痛ましいニュースがたくさん流れました。
その背景には様々なことがありますが、大変悲しい出来事であります。
そんな中、君たちは中学校卒業を無事に迎え、今、新しいステージに駆け上ろうとしていること、私は嬉しく思います。
決して器用ではないけれど、日々困難にぶつかりながらも、まっすぐに生きようとする君たちを、一人の親として誇りに感じています。
想像をしてみてください。
君が生まれた日、世界中の誰よりも、自らの生命にかえても、君のことを愛おしく想っている人たちがいたことを…。
君に出会うために生きてきたんだって思えるくらい、幸せを感じた人がいたことを…。
君がはじめて立った日、はじめて歩いた日、はじめて笑った日、ご両親をはじめ、周囲からのたくさんの祝福があったってことを…。
思い出してください。
君が迷い、苦しんでいる姿を見て、導いてくださった人がいます。先生です。
遠くからいつも見守ってくださった人がいます。地域の皆様です。
君の姿を、背中を懸命に追いかけ、慕ってくれた人がいます。後ろにいる後輩たちです。
目にはなかなか入ってこなかったかもしれません。
でも、いつも誰かが君のことを支えているんです、大切に想っているんです!
君たちは、今日の日を境にそれぞれが持つ夢への道を目指し、次のステージに進みます。
人生の方向性を具体的に決定していくことになります。
その過程で、もがき、苦しむことがあるかもしれません。
競争に疲れ、人間関係に疲れ、心が折れそうになることだってあるかもしれません。
たとえ、全てがうまくいかない時であっても、決して前に進むことを恐れないで欲しい!
休んだっていい、やり直したっていい。
決して自ら生命を絶つようなことは絶対にしないで欲しい!
「生きている」ことの喜び、「生きる」ことに対する気持ちを強く持って新たなステージに挑んでいってください。
保護者の皆様、お子様のご卒業、心からお祝い申し上げます。
また、お子様の在学中は、PTA活動にご理解・ご協力を頂き、誠にありがとうございました。
私たち親にとりまして、子は宝です。
生まれたとき、腕の中に大切に抱いた小さな宝物が、ちょっと生意気にはなったかもしれませんが、光輝く大きな宝物へと成長されました。
これからも皆様の大切な宝物が、さらなる大きな光を放ち、力強く生きていく姿を、この先も変わらぬ愛情で支え、より太い親子の絆を築いていただければと思います。
そして、ご来賓の皆様方には御多忙中のところ、卒業の場にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。
また、最後になりますが、素晴らしい卒業生を育ててくださいました外岡校長先生をはじめ、教職員の皆様に、厚く御礼を申し上げます。
さぁ、卒業生の皆さん、いよいよ羽ばたきの時です。
助中卒業生としての誇り、助中で学んだことに自信を持ち、恐れずにまっすぐ前を向いて生きていってください。
皆さん一人ひとりの大いなる活躍を祈り、私の祝辞とさせていただきます。
平成二十五年三月十二日
日立市立助川中学校 父母と先生の会
会長 熊崎浩人
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